やっと見ることが出来た

昭和歌謡大全集 [DVD]

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平日の夜に見ようと思ってたんだけど、全然無理で今に至る。

気になって気になってたまらなかった話だけに、暇つぶしで見ることだけは避けたかったもの。小説を買おうかと思っていたんだけど、機会を逃して結局映画で。ようやくお正月に見ることができましたー。はわー。

深くは小説を読んでから述べようと思います。
個人的に古田新太津田寛治が出てきたときは、拍手喝采でした。

全体的に、青臭い物と、分別もついているということを知っているもの、そしてそれに焦燥してしまうもの(おそらくそれを青臭い物と言うんだろうけれども)が、相反しながら同居してしまうという、とにかくその辺りをバランス悪く(悪く ね!)持ち合わせているようでした。
もしかしたら一般的に後味は悪いのかもしれないけれど、個人的にこういう映画は好物なので楽しめました。俳優人もツボだったし。
カオスや不条理や焦燥といったものに縁がある人のほうが、より楽しめるのではないかと。おも。う。

一つ言えるのは、村上ワールドであるところの焦燥感と爽快感と、それに反するドロドロとしたものを混在させつつ、それぞれの俳優さんの個性を活かせた映画だと思います。

現在カオス真っ只中にいる方は、それなりの構えで。
そうでない方は、それ以上の構えでご覧ください。